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株式会社 西海養殖技研  
Saikai Laboratory of Aquaculture and Technology Co.,Ltd

フジツボ対策



弊社は、銅化合物有機錫化合物などのような重金属化合物を忌避剤として使用しない、貝類に使用出来る安全シリコン系の物理的

海棲生物付着防止剤を使用して、生産目的である「貝」ばかりでなく、「養殖資材」である水中フロートや幹綱、吊線等の貝類養殖資材へ

のフジツボの付着を、安全に防御可能な技術を構築しています。



「物理的防汚」 (撥水効果等の物性による付着防御)


    @ シリコーン系の防汚塗料を付着基盤へ直接塗布して、水性等の物性により付着生物が付着基盤へ付着する事を防御する方法。

        ☆養殖資材への使用はOK!

PEフロートへの施工状況

         

                                            左部分 防汚無 右部分 防汚有                    3ヶ月経過 


PEコンテナー蓋への施工状況


20130710 ⇒ 20131119まで約130日経過 香川水試写真提供

    効果

     @ 付着時期にあるフジツボ浮遊幼生が付着基盤に付着する際の物理的要件である「好適付着流速を人為的に付着阻害」

     A タンパク質由来の生物的選択要件である付着基盤の「微生物フィルム形成を人為的に付着を阻害」

     B 平滑面への付着を好む粘着ホヤ、複合ホヤ等の生物的付着嗜好から、「粗密な形状を人為的に形成して付着を阻害」



「貝殻・網地への直接塗布」


塗布後57日経過

    


防汚試験区(網地と外殻へ直接塗布)

      

対照区(網地のみ塗布)

        



   「貝への付着防止を目的とした間接防汚」技術  間接防御

        ☆ 特開平3-20370のような「シリコーン系海洋生物付着物防止剤」の貝への直接使用に関する問題点

   問題点

     @ 殻体への直接塗布は乾燥時間が限られキシレン等溶剤の揮発不足による残留から食用貝への直接使用は困難であった。

     B 乾燥時間の制限から、十分な塗膜の接着強度が得られないため、殻体への直接塗膜の形成は困難であった。

    解決策

     溶剤の残留と十分な塗膜の接着強度を得る事を解決する手段として、事前に防汚効果を持たせた素材を貝へ密着使用する貝への

     「間接防御方法」を考案した。

         (直接防汚剤を塗布できない付着基盤を、防汚処理したシート様の養殖器具で包み海棲付着物から防御する方法)


 

不織布に覆われてない部分は、フジツボの付着あり


アコヤガイ(Pinctadafucata martensii)

    効果

     @ 付着時期にあるフジツボ浮遊幼生が付着基盤に付着する際の物理的要件である「好適付着流速を人為的に付着阻害」

     A タンパク質由来の生物的選択要件である付着基盤の「微生物フィルム形成を人為的に付着を阻害」

     B 平滑面への付着を好む粘着ホヤ、複合ホヤ等の生物的付着嗜好から、「粗密な形状を人為的に形成して付着を阻害」

     *2008.09.04「海洋生物の付着防御器具」特願2008-227300 (独)水産研究センターと共同出願 詳細は特許情報へ


   

イタヤ

 

ヒオウギ




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シリコ-ン使用の物理的海棲生物付着防止剤


セイフティプロ シリーズ


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2010/3/10

社員日記