商品情報
1. 「品名」 セイフティ プロシリーズ(物理的海棲生物付着防止剤)
2. 「仕様」 商品ラインナップ

3. 「用途」 商品採用例
4. 「効果」
【直接的な防汚効果】 防汚塗面への防汚効果
〇既存技術:「薬剤」の亜酸化銅などで「化学的」に付着を忌避 (貝類に使用不可)
〇当該技術:「薬剤」に頼らずシリコーンの撥水性のみで「物理的」に忌避 (貝類に使用可能)
PE製海面フロート(4ヵ月) PE製ラッセル織ネット1.5分目合い(3ヵ月)
【間接的な機能性効果】 二次的効果
〇当該技術:塗布対象への直接的付着防御だけでなく、内部生産物へのフジツボ付着を高い確
率で防御可能となった。
(防汚した極細網地による収容器内の流速制限)
シングルシード マガキ(5ヵ月) アコヤガイ 稚貝(3ヵ月)
無防汚篭(流速制限なし) 防汚篭(流速制限あり)
※外殻にリン片が残りフジツボの付着痕が無い事に注目
:収容網への防汚は、網外部ばかりではなく網内部も付着防止効果が形成されますの
で、生産物は収容網内側への移動付着が出来ない為、生産物自体が内側の流通
阻害付着物として、目図まり要因になり難く、内部専用付着器を配する事で、自らが
持つ移動拡散嗜好を助長(強制付着)し、成長度合いの均一化を実現
「防汚篭+付着器」の中間育成
強制付着
アカガイ(3ヵ月) ヒオウギ(3ヵ月) タイラギ(3ヵ月)
「アコヤ稚貝 の中間育成」
強制付着
防汚 有り台形カゴ(垂下2ヶ月) 防汚台形カゴ(4ヶ月40mm)
*大小差が少ない
付着器を芯として均一に付着
※付着器を芯とした、均一な付着は、飼育環境差が小さい為、成長度は均一化する
防汚 無し台形カゴ(垂下2ヶ月)
対照区 台形カゴ(4ヶ月35mm)
*大小差が大きい
篭の内側にも付着し流通阻害
※篭内側に拡散付着すると飼育環境差が大きくなり、成長度は分散する
参考ー防汚塗料の分類
「薬剤依存の従来型防汚技術」
☆ 「溶出型」
○「水和分解系」 (高硬度系)
塗膜表層防汚薬剤が水中に溶解し、付着物を防汚する。
長所−加水分解型の塗料より安価。
短所−長期的な防汚性能は加水分解型より劣る。
○「自己研磨系」 (自己消耗系)
塗膜表層防汚薬剤の水和分解に加え、樹脂も「水流」などで分解し、付着物を防汚する。
長所−常に新しい塗装皮膜が現れる為、防汚効果の持続性が高い。
短所−水流により塗装皮膜が溶失する為、消耗部位に格差が生じ易い。
○「加水分解系」 (自己崩壊系)
海水の弱アルカリ成分で塗膜表層の「樹脂」が溶解し、露出した防汚薬剤成分が付着物を防汚する。
長所−塗膜表層が平均的に溶出する為、摩擦抵抗が低い。
欠点−淡水域では効果が無い。
「物理的な付着強度低減による次世代防汚技術」
☆ 「非溶出型」
○「シリコン系」 (ファウルリリースタイプ) 付着と剥離を繰り返す
塗布面の撥水性により生物の付着強度が低下する為、海棲生物は塗布面への付着と自重による剥離・落
下を繰り返す。
長所−長期防汚効果が期待。
欠点−従来は高価、施工が困難。
☆ 「改善対策」
撚糸網地への防汚施工
セイフティプロ網篭用一液での含浸保持は可能
樹脂製フロートへのへの防汚施工
セイフティプロ箱物用上塗+箱物下塗の二液での塗膜形成
シリコ-ン使用の物理的海棲生物付着防止剤
セイフティプロ シリーズ
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